岩崎 絵美

きもの新世紀
簡単に着られるのに着姿完璧!三部式

株式会社dricco:京都

起業のきっかけは?

私はdricco着物の経営の傍、フリーのアナウンサーとしても仕事をしています。京都では着物を着て司会をすることも多いのですが、三部式着物が誕生したきっかけは、着物を次世代に伝えていく為には着姿は変えずに簡単に着られ、もっと楽ならいいのにと考えたからです。
フリーのアナウンサーをしていた母が15年前、きもの振興と京都PRを目的とした”NPO法人 京小町踊り子隊”を立ち上げました。これは振袖を着た若い女性達がエネルギッシュな踊りを披露し、日本だけでなく世界各国に遠征し活動している組織です。私も初期メンバーとして参加していたのですが、みんな着物は好きなのに普段でも着物を着るかというと「苦しくて動きにくい、面倒くさい、手入れが大変、着付け代が高い」などの理由からなかなか着る機会がないというのが現状でした。これでは次世代に伝えていけないと考えた母は、友人の京都造形芸大服飾デザイン科の教授に相談し、約4年間試行錯誤を繰り返し現在の形の“driccoきもの”が生まれたのです。(実用新案登録済)
開発した当初はNPO法人でdriccoきものを普及していこうと考えていましたが、少しずつ購入してくださるお客様が増えそこからロコミが広がり始め、昨年の10月株式会社として起業しました。その際「これからはあなたの世代でしょ」と背中を押され、私が社長、母が会長として一歩を踏み出しました。

LED関西に応募したきっかけは?

元々は母が出場を考えていたのですが、スタートアップカフェにて事業計画の指導を受ける中で「娘さんがいらっしゃるなら次世代に任せるのも良い機会になりますよ!」とのアドバイスに母がすぐに反応し私が出場することになりました。最初は乗り気ではなかったのですが、同じ目標に向かって頑張る仲間の姿や主催者、アンバサダーの皆さんの一言一言が胸にささり、めきめきとやる気がわき自分の意識を変える大きなきっかけに繋がりました。
私にとってLED関西は、自らの会社を理解し社長としての意識を目覚めさせてくれた場所となりました。出場していなかったら、今の自分はなかったと思います!

LED関西ファイナリストになってから

サポーターの起業の皆様に沢山応援をいただき、三部式着物の信頼性はより増したと実感してい
ます。自分では今まで思いつかなかったアイデアなど、新しい可能性に気づくこともできました。そして何より一緒にファイナリストに選ばれた仲間と共に、これから頑張っていけるというのが最大の強みだと感じています。情報を共有し、同じ立場からアドバイスし合える仲間の存在は、本当に大切です。

LED関西応募を考えている方へメッセージをお願いします!

起業するのは、不安なことだらけだと思います。でもLED関西に出ることで、もう一度自分のやりたいことを見直すことが出来たり、新し世界を見ることができます。今まで自分の頭だけで考えていた事が、様々な方の頭脳を借りることによって、新たな気づきに繋がります。前に進めるかどうかは自分次第ですが、確実に背中を押してもらえて、未来に羽ばたける風を送ってくださるのがLED関西です。
「できない」や「私にはそんな才能がない」ではなく、みんな同じようにスタートできる場所です。起業する女性には最大のチャンスだと思いますので、是非挑戦してみて下さい!

株式会社driccoのwebサイトはこちらから

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