■起業のきっかけは?
元々、学生時代から「新しい経済のあり方」に関心がありました。環境問題・貧困問題・・・。大学に入学してすぐ、ボランティア活動を始め、ラオスにも行きました。 その仲間と一緒に、18歳の時農業体験をしたことがきっかけで、農業に出逢いました。そこは大阪から車で1時間で行けるような里山でしたが、過疎。食べることは大好きだったので、食の根幹の現場に触れて、未来への憂いを感じました。 でも、農業であれば、耕せば耕すほど、地方が創生されるし、果実の実る木が残り、文化が残る。これは、関心があった「新しい経済のあり方」を生み出せることなのではないかと思い、のめり込みました。 そして大学在学中の20歳の時、「就農者を増やす」という理念を掲げ、農業で起業しました。
■LED関西に応募したきっかけは?
私が最も尊敬する女性起業家の1人、財部さんに、起業して間もない頃LED関西の存在を教えていただきました。その当時、「大西さんなら良いところまで行けるよ!」と背中を押していただきました。 そこから数年。メンター的に相談できる女性起業家の先輩も増え、LED関西の話をよく耳にするようになりました。 一次産業をやりながら、農家が直接消費者に加工をして届ける六次産業を始め2社目を起業したことをきっかけに、より多くの人に発信したいと思い、応募を決意しました。
■LED関西ファイナリストになってから
LED関西では、多くのサポーター企業の方から賞をいただきました。LED関西の素晴らしいところは、優劣ではなく、他企業に共感を生むことです。 私は、六次産業の商品をただ売って利益をあげたいのではなく、経済至上主義原理によって歪みが出た部分を変えたい、新しい価値の創造をしたいという想いがあるので、共感を産むため多くの人にメッセージを伝えることはとても重要だと思っています。 私のビジョンは、未来にとって良い価値を常に模索し、実行する企業で有り続けることです。 混沌とした情勢の今だからこそ、新しい流れを作る企業が求められていると信じてこれまでもやってきましたが、LED関西のファイナリストになり、会場で多くの共感を得られたことで、自信になりました。
■LED関西応募を考えている方へメッセージ
私には2人の子どもがいて、子育てに仕事に目が回りそうな毎日を送ってます。 でも、強いやりがいを感じています。 今の社会システムが自分たちの子ども、またその孫の代まで持続可能かどうか?という不安みたいなものが、漠然とあったのですが、 女性だからこそ、そんな不安をパワーに変えられる視点があると思うのです。 まだまだ日本ではマイノリティである女性の起業ですが、今の社会に必ず必要だと思っています。 LED関西は、そんな女性の起業を応援する素敵なプロジェクトです。 是非、挑戦して女性起業家の仲間をつくり、社会のパワーに変えましょう!