西原 麻友子

CO2吸収で、地球を救う勇者になろう。

株式会社ベホマル:滋賀県

起業のきっかけは?

日本画家の両親の影響で、子供の頃から自然環境に興味を持ち、いつかは環境問題を解決できる人間になりたい、それには手に職だ、と思って技術職を目指しました。
前職は大手電子部品メーカのR&D部門で15年間、材料開発と新規事業開発をしてきました。しかし企画はことごとくボツ。社内政治をするのも疲れ、どうしたらいいのかわからなくなっていました。
このままでは自分がダメになる、そう感じ再度勉強しなおそうと入ったのが社会人専門大学の事業構想大学院大学でした。そこで実務家の先生からの事業とは、事業の発着相とは、マーケティングとはという生の声を聴けたこと、同期の熱意ある人たちとのディスカッションをしたことがきっかけとなり、社内にこだわらなくてもいいのではないか、自分のやり方が悪いのか会社が悪いのかやってみないとわからないのではないか、と感じるようになりました。かなり悩みましたが、一念発起し脱サラ、2022年11月起業を決意しました。

LED関西に応募したきっかけは?

研究開発型のいわゆるディープテックスタートアップという位置づけのため、起業してからすぐは研究開発に注力してきました。しかし、本当にこの事業アイデアは受け入れられるのだろうか?という疑問から営業活動代わりに色々なピッチに出るようになりました。
そんなピッチで出会った女性起業家のかたから、フォーリー淳子さんが主宰でしている関西の女性起業家の集まりに誘われ、そこに偶然いらっしゃったのがLED関西でメンターをされているロスゼロの文美月さん。事業について色々悩んでいることを話すうちに、「LED関西に出てみないの?」と聞かれ、「出てみます」と何も考えずに答えたことがきっかけで応募しました。

LED関西ファイナリストになってから

女性と男性の差というのを非常に感じるようになりました。スタートアップ業界は特に男性優位で、経営者も投資家もほとんどが男性で、女性起業家の割合は世界では20%、日本では5%もいないと言われています。投資金額も女性社長の会社が手にした金額は全体の2%と言われ、ジェンダーギャップがあります。
でもそんな業界の中で出会う女性はみんな活き活きキラキラしています。お金や名誉ではなく、社会課題に真摯に向き合っている女性が多く、共感を呼ぶ事業、発表をされていると感じました。
私自身はそういった共感・エモさを出すのは苦手で、技術系としてどちらかというとそういうのを排除していかにロジカルに説明できるか、ということばかりしてきました。そんな私でもファイナリストの方のプレゼンは非常に新鮮でかっこよく、そんなプレゼンをしてみたいと思うようになりました。
ファイナリストになってから、ブラッシュアップで共感性を磨き、自分の発表レベルが上がったと感じています。まだまだ他のファイナリストの域には達していませんが、LED関西に出場してよかったと思っています。

LED関西応募を考えている方へメッセージ

事業をするうえで大事なことは、私は言葉にすること、だと思っています。
なぜその課題に着目して、なぜその事業を、なぜあなたがしようと思ったのか、という問いに言葉を紡ぎ事業計画に落とし込み、実際にやってみることだと思います。
女性が紡ぐ言葉は男性よりも圧倒的に共感を呼ぶことが多く、多くの人が助けてくれます。一方で女性は言葉にするのが苦手な方が多いと思います。私もそうです。LED関西はそんなあなたの言葉になっていない想いを言葉にする手伝いをしてくれます。数字の必要な事業計画を一緒に書いてくれる支援者もいます。
出すか出さないか悩んでいるなら、出さずに後悔するより、出して後悔した方が何倍もいいと思います。なぜなら出したことで本人わからないものですが、実は成長しているからです。ぜひ応募してみください。

御社のHPなどのリンク


https://www.behomal.co.jp/

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