大坂 京子

働く親が安心できる新しい託児所。
預けるだけでなく、
生きる力も育みたい

合同会社 KD:兵庫県

親子がともに成長できる、24時間365日託児「24/7 KIDS」の実現をめざして

国際線客室乗務員や人財育成コンサルティング会社勤務の経験を活かし、2014年に合同会社KDIを設立した大坂さん。接遇、マナー、コミュニケーションを中心とした企業研修の企画運営および講師、営業支援活動などを行なっています。また、3人の子どもを育てる母として、「少なくとも小6までは、働く親が安心して子どもを預けられる場所がほしい」と考えるひとり。学習サポートや習い事送迎などのサービスだけでなく、シニアや学生とのコラボによる費用抑制、異年齢層の交流なども期待できる新しい学童保育、24時間365日託児「24/7(Twenty-Four Seven) KIDS」構想を温めてきました。コミュニケーションスキル、セルフコントロール力、広い視野など、社会人研修講師の立場から近年の若者に足りないと実感する力を育む、子ども向けプログラムの作成にも挑んでいます。

ビジネスプラン発表で「社会貢献度が高いモデル」と評価され、「24/7 KIDS」構想の実行を決意したという大坂さん。まず、フェイスブックで情報発信し、週1回の短時間クラスから運営してみましたが、同じ想いをもった協力者を得ることができず、残念ながら中断。しかしその後、「日本の将来の子供達のために学校を創る」という夢をもった方との出会いがありました。「『24/7KIDS』は、その壮大な夢に必要とされるものだと考え、形を変えてプランを実現できるよう活動を続けています」。

いまや企業内での女性活用が重要視される時代ですが、「家庭と仕事を両立させ、社会で実力を発揮することにやりがいを感じる女性はまだ多くない」という大阪さん。家庭を犠牲にしているのではと、自分自身を正当化できないところに問題の根があると考えます。「働くことに意義を感じるのか、家庭を大切にしたいのか考え方も人それぞれで、正解は一つではありません。でも、働きたい女性がフルタイムで男性と同等に仕事をするからこそ時間と収入に余裕ができ、結果的に子どもに手を掛けることができて社会も豊かになるのではないでしょうか」。女性が家庭以外に夢をもち、起業することを応援する大坂さんは、「起業は失敗して当たり前。私は何度失敗してもあきらめずに前進したい」と、清々しく語ります。

(先輩からのアドバイス)
LEDでは、自分の考えを大勢の方に発表するという貴重な機会を得ることができました。そして、「やる気」と「行動力」に満ちたメンバーにも出会うことができました。
さまざまな刺激をもらえる有意義な機会です。ぜひ、チャレンジしてください。

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