関谷 昌子

オンリーワンの絵本ギフトで、
世界中に大きな愛を届けたい

クローズアッププロジェクト:大阪府

大切な人に素直な気持ちを届ける、世界に1冊だけのオリジナル絵本

誕生日、出産、結婚、入学、クリスマス… お祝いやギフトのシーンに合わせて、オリジナル絵本をつくってくれるのは、大きな愛という意味をもつ「Big Hug」。主人公を贈る相手の名前にしたり、ストーリーをアレンジすることで「世界に1冊だけの絵本」が生まれます。関谷さんが「Big Hug」を運営するきっかけとなったのは、姪の誕生日に贈るプレゼントでした。「どんな絵本をあげようか」と考えていたら、印刷会社である実家でつくれることに気づいたとのこと。「Big Hug」がさまざまなギフトシーンに対応したり、付属品をつけることができるのは、曽祖父から続く印刷会社や、そのなかで父が始めた出版事業という基盤があるから。「印刷は想いを伝えるメディア。お客様の想いを印刷物にして、ダイレクトに届けられるのが絵本なんです」。

「とても喜んでもらえた」「大切な思いや、素直な気持ちを伝えることができた」「年を経るほど価値が深まる」と、お客様から毎回喜びの声が届きます。「この事業を広めるきっかけとなったLEDの運営者、ファイナリスト、メンター、サポート企業様からはたくさんの支援と刺激を受けています」と話す関谷さん。ファイナリストになったことで、B to Bのしくみを考えるようにとアドバイスを受け、意識が変化しました。ファイナリスト仲間とのつながりから、企業の強みをわかりやすく表現したオリジナル絵本や、写真とイラストを組み合わせたユニークな卒園アルバムなどを製作。また、会社案内を漫画で製作し、シリーズ化することにも挑戦しています。

今後は、個人向け絵本の売上げを伸ばしながら、B to Bの製作パターンを増やして販路を拡大したいという関谷さん。「完全オリジナル絵本がつくりたいというお客様には、絵の代わりに写真を入れることで費用を抑えることをすすめています。自分で描いた絵やお話を絵本にすることもできますよ」。海外展開としては、留学経験のあるカナダ・モントリオールに支店を設け、代理店になってくれる人を募っています。
「作家さん達の書き下ろし絵本も出版したいですね」と、関谷さんの夢はふくらみます。

(先輩からのアドバイス)
エントリーは簡単。私は勢いだけで応募しました(笑)。その一歩を踏み出せば、いろんなものが見えてきて、心強い仲間もできます。
地に足のついた女性起業家達と出会うチャンスでもあり、私はビジネスだけでなく、自分の生き方にも刺激をもらっています。

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