平木 安見子

人と人の心を結ぶ ”あおいとり・おもてなしラッピング”を
宝塚から世界へ発信!

ラッピングアトリエ あおいとりからのおくりもの:兵庫県

日本が誇るラッピング技術で、商品価値や売上げの向上に貢献する

ちょっとした品も必ず包んで渡してくれる義母。その心遣いに感動してまねをしてみたら、相手から想像以上の笑顔がかえってきた。「こんなにも心に響くなんて」と、ラッピングの魅力にはまった平木さんは、リボンを結ぶ西洋のラッピングや、日本独自の贈り物文化・武家礼法折形について学び始めます。そのわずか1年後にはブログに掲載した作品が評判となり、地元・宝塚で開いたアトリエに国内外からたくさんの受講生が訪れるように。「日本の“包み贈る文化”は世界に類をみない素晴らしい技術。包んで贈ることを求めている人や事業所さんが、とても多いんだと実感しました」。

 

「包む素材が同じでも、高い技術で包装すれば商品の価値や品格を上げることができる」と確信していた平木さん。商品に付加価値をもたらすラッピングの重要性を多くの人々、特に企業経営者や事業主に知っていただきたいとLEDに応募しました。応募締め切りの1週間前に、個人様向けラッピングをもっと身近にする「おもてなしラッピング®」、企業事業者様向けラッピングコンサルティング「差別化ラッピング®」、世界高水準の「包む、結ぶ」を技術・文化・アートで世界発信、という3つのサービスに整理。LEDからは、ビジネスプラン発表前日までサポートを受け、とても心強かったそうです。

 

ファイナリストになってから、企業や団体、学校からの講演依頼が増えました。また、ヒアリングから希望に沿ったカリキュラムを組み立てて講習を行う商品の「ラッピングデザイン」や、事業立ち上げから商品に合わせた包装を提供する「ラッピングコンサルティング」の依頼が急増。問い合わせのあった事業所にはできるだけ出向くようにしており、「現場に行ってみると、紙の選び方、ヒモの結び方、作業効率や姿勢すべてに問題があることが多い。ゼロから見直しをお願いされることもありますし、使っている資材を利用したムダのない改善策もお教えします」。今後は、日本が誇るラッピング技術や文化を各方面の専門家の力を借りながら、さらに国内外に発信していきたいと話す平木さん。広がる活躍の場を楽しみ、一つ一つの要望に心を込めて向き合います。

 

(先輩からのアドバイス)

カタチがないサービスでも、具体的なイメージが描けて、それを言葉にできれば大丈夫。あふれる想いを拾ってもらえるチャンスがLEDにはあります。私は一歩踏み出したことで、新しい世界とつながりが、どんどん広がっていくのを実感しています。

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