金子 洋子

妊娠糖尿病や糖尿病で血糖値を安定させたい人たちのためのロカロジキッチン

一般社団法人ロカロジ協会:大阪府

「低糖質(ローカーボ)×低GI(ロージーアイ)+運動」の健康メソッドを提唱

いま、生活習慣病予防やダイエットに効果があると注目されているのが「ロカボ」や「低糖質」。これらは、適正な糖質摂取を心がけることで血糖上昇を抑えられる食事法です。2010年、金子さんは第一子妊娠中に「妊娠糖尿病」と告げられました。「薬は飲めないし、赤ちゃんのために栄養をとらなければならないのに、血糖値を上げてはいけないんです」。インスリン注射を打っても一向に血糖値が下がらない状況に追い詰められ、血糖値をできるだけ上げずに栄養をとる方法を自らの身体で研究。そんな金子さんを救ったのが、低糖質(ローカーボ)・低GI(ロージーアイ)でした。それぞれの2文字をとって「ロカロジ」と名付けた食事法と運動で、第二子も無事出産することができました。

 

「妊娠糖尿病で苦しむ人達に『ロカロジ』を知ってもらいたい」と応募したLEDでファイナリストになった金子さんは、2016年7月に一般社団法人ロカロジ協会を設立。「だいしん創業支援ファンド」を利用して、同年12月に株式会社ロカロジラボを立ち上げ、翌1月にカフェ兼アンテナショップをオープン。個別指導から講演、セミナー、ロカロジ料理教室や商品の販売も行なっています。いまでは、「ロカロジ」ライフをさらに広く発信して、糖尿病に苦しんだり、血糖値の上昇を気にしている人達の食生活を、健康で幸せなものにすることが最大の目的です。

 

「時代のニーズもあって、『ロカボ』や『低糖質』に詳しい人なら金子さんとご指名を受け、いろんなお話をいただいています。講演やイベントだけでなく、外食産業へのメニュー提案や、食品メーカーとのコラボ商品開発など、B to Bの割合が大きくなってきていますね」。カフェのキッチンを使い、妊婦さんの協力を得て、ロカロジ効果を数値化して検証しようという動きも。「できるだけ対応していますが、正直いっぱいいっぱいになってきました(笑)。まだまだ課題も多く、経営については日々勉強しながら実践している状況です」という金子さんですが、たくさんの協力者に恵まれていることも強み。糖尿病ゼロの社会をめざし、つぎのステージに向かって前進あるのみです。

 

(先輩からのアドバイス)

ファイナリストになったことで、二児の子育てをする専業主婦だった私の夢がどんどん実現化しています。LEDは意欲ある女性の集まりだから、いい仲間に出会えるチャンス。やりたいことがイメージできれば実現できます。頑張ってください。

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