吉田 優子

18歳からの働き方改革!
「仕事を選べない」高校生に新たな就職ルートを提供する高校生インターンシップ

株式会社AtteMe:大阪

起業したきっかけは?

自分自身が高校生だった時に、「どうして大学に行かないと社会で活躍できないんだろう」と悩んだ時期がありました。「有名大学へ行き、大手企業に入社することがいい働き方」そんなキャリアモデルが中心の進路指導に疑問を感じていたんです。その後、ネットショップのECコンサルタントとして社会人生活をスタートさせました。その仕事では、中卒や大学中退で売上をどんどん伸ばしていく経営者や赤ちゃんを抱えながら自宅開業をする女性など、多様な働き方や生き方をする方々と出会うことができました。
人生100年時代。高校生の進路選択が「とりあえず進学」ではなく、目的をもった意志あるものとなるには、こうした多様な生き方に触れる機会が必要。偏差値にあてはめるだけの進路指導を変えたい!そんな想いでいた時に、公立高校の中で進路をサポートする常勤の契約社員の求人を見つけ「これだ!」と思い仕事を辞めて応募しました。そこで初めて出会ったのが「高校就職する高校生」です。それまで全く知らない世界でしたが、「一人一社しか応募できない」など高校生独自の就活ルールにとても驚きました。また目の前に100名の就職活動をする高校生、生徒さんの進路を決めたいと熱心に指導する先生、高校生に活躍して欲しいと願って採用する企業、3者3様に一生懸命なのですが、結果入社1〜2ヶ月程度で辞めてしまう高校生が1割近くいました。
“誰かが解決しなければ、問題はこのまま”
偏差値を当てはめるだけの進路指導ではなく、もっと高校生や先生たちに寄り添いキャリアのサポートをしてあげたい。それを実現するために、高校生の進路をサポートするものが無いのであれば、自分が創るしかないと思い起業しようと思いました。

LED関西に応募したきっかけは?

起業を考えていた時に、女性起業家ネットワーク「わくらく」やLED関西第二回のファイナリストに選ばれた方と知り合うことができました。そのファイナリストの方が実際にLED関西に出場され、その後ビジネスプランをどんどん形にして活躍する光景を見て「いいな、私もこうなりたい」と憧れの気持ちを持ったのです。それから、もし私がLED関西のファイナリストになれたら、今思い描いていることは個人の想いやボランティアではなくビジネスとして、世の中に認められるのではないかと思い応募を決意しました。初めて挑戦した時は、ファイナリストになることが出来ませんでした。翌年は出産で応募を断念。それでも「想いを実現したい!」と再チャレンジし、去年ファイナリストに選ばれることができました。18社のサポーター賞とオーディエンス賞を頂き、私の想いは時間をかけてやっと世の中に認めてもらえるビジネスに成長できたんだと実感しました。

LED関西ファイナリストになってから

サポーター企業様に沢山ご支援いただきクライアント企業が増え、法人化が必要となりファイナルから4ヶ月後には法人化をしました。半年後には岡山県庁から直接2年間のお仕事を任せていただき、楽天株式会社の行うソーシャルアクセラレータープログラムにも採択いただきました。
LED関西に出場していなければ、ビジネスのスピードも違うものになっていたと思います。本当に挑戦できて良かったと実感しています。

LED関西応募を考えている方へのメッセージ

自分の想いを形にするには、人に発信することや行動することが必要です。想いを発信する場としてLED関西は、女性にとって最大のチャンスだと思います。「こうしたい」や「こうなりたい」と思うものがあるなら、まずは一歩踏み込んでみる。これがスピードをあげて前に進むことに繋がります。
LED関西が他のビジネスコンテスト違うところは、プランをただ評価するのではなく女性達のビジネスプランや想いを磨き上げることを丁寧にしてくれるところです。当然チャレンジするからにはファイナリストまで進んで欲しい気持ちはありますが、その過程でも間違いなく得られるものは沢山あります。
「やらない後悔よりも、やってみた後悔」
私も1回チャレンジしてダメでしたが、再度チャレンジすることで更に前に進められましたので諦めないことだと思います。是非、皆さんチャレンジして欲しいです!

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