■起業のきっかけは?
少年院で管理栄養士として働いていたとき、こども達の食生活が乱れていることや自己肯定感が低いことに戸惑いました。大学へ通い心理学、教育学の勉強をし、栄養教諭免許を取得する中で、それを解決する方法は「料理」と考えつきました。自分で料理ができたら食生活が偏りにくいし、料理は誰でも簡単に達成感を得ることができるからです。それに、こどもは料理をすることが大好きと気づいたからです。
少年院で料理をする機会を作ろうと取り組みましたが、非常に難しかったため、社会で「こどもの頃から料理をすること」を当たり前の世の中にしようと思いました。当時は、料理が苦手だったのに「料理」で起業をしようと決意しました。
■LED関西に応募したきっかけは?
想いだけで「こどもだけの料理教室」を起業しましたが、人気が出てきてもっと拡大したいと考え、2年前にLED関西に応募しました。しかし、書類選考の段階で選ばれませんでした。
翌年は出産後のため余裕がなかったのですが、今回メールマガジンでLED関西のことを思い出し「またチャレンジしてみよう!これで最後にしよう!」と応募しました。
■LED関西ファイナリストになってから
起業家の仲間が沢山出来たことや、サポーター企業の皆さまに応援していただけることが非常に有難いです。新型コロナウイルスが流行りだし、厳しい時期がありましたが、起業仲間やサポーター企業の方々のおかげで乗り越えられました。
「あの企業とコラボがしたい」と考えていても、1人ではどう行動して良いか分からなかったのですが、サポーター企業の方から紹介していただけて、事業拡大のご支援をいただいています。
■LED関西応募を考えている方へメッセージ
エントリーシートに記入をしたり、事業内容を相談したりする中で、より深くビジネスプランについて考えるきっかけになるので、応募するだけでも役立つと感じます。ビジネスが軌道に乗っている人も、そうでない人も、自分の事業内容に対して「想い」が強い人は、ぜひ挑戦してほしいと思います!